エクステンション協会の乱立と問題点

エクステンション協会の乱立と問題点

これまでのマスカラやつけまつげなどと違い、まつ毛エクステンションが女性たちの毎日の負担を軽くしたり眼元の魅力を上げたりできる便利さを背景に、通称「まつエク」は急速に世の女性に広がるとともにまつ毛エクステ業界は右肩上がりに成長しました。

 

1980年頃に韓国で誕生したまつ毛エクステンションは2000年前後にわが国に伝えられ、2003年頃から本格的に成長をはじめました。成長するところには、ビジネスチャンスを求めて多くの企業や人が参入してきます。まつげエクステンションはそれほど高い技術や専門知識を必要とされていなかったことから、美容や理容といった業界とは関係のない異業種や人材が多数参入しました。

 

こうしたことから、まつげエクステンション業界を取りまとめる強力な協会を形成することができず、現在のような10をはるかに超える協会の乱立を招いたと言われます。また一方では、厚生労働省が2008年にまつげエクステンションの施術を美容師免許所持者だけに限ったことに対し、反発した経営者たちがつぎつぎと協会を設立して厚生労働省に法律撤回を求めたことが原因とも言われています。

 

そのことで発生させた最大の問題点が、いまだに業界全体として「統一的な技術の認定基準がないこと」と「それぞれの協会が独自の検定資格を誕生させたこと」です。

 

業界としての歴史が浅く未成熟な段階だから仕方がない、などと言ってはおれません。せっかくの成長業種、女性の大きな支持を受けている業種なのですから、それを担うアイリスト・アイデザイナーの認定基準が千差万別などといったことでは、今後、信頼を得られなくなるのではないでしょうか。