アイリストスクールに入学する前に
2008年の厚労省の「まつ毛エクステンションの危険防止の徹底」という通達が公布されてから美容業界の方でも美容鍼の資格を持たないアイリストを雇用することを控える動きがあります。
一方、アイリストの養成学校が増えてきておりますので生徒の募集の際に、あたかもアイリスト養成スクールが発行するアイリストとしての私的な資格で店を開業できるかのような錯覚を持たせているところもあります。
しかも、アイリストスクールの授業料は数十万円という高額ですので、もし勉強するのであれば「自分が職業としてのアイリストを目指すつもりか?」「アイリストスクールなどの指導者になるつもりか?」などの目標をはっきりさせてから決断すべきと思います。
その理由としては、もしアイリストの勉強はクッキングスクールに行くような気持ちで、あくまで自分の個人的な趣味の範囲でしたら問題はありません。
しかし、アイリストの資格をとって美容院にアイリストとして就職したいのであれば美容師学校へ行って美容師の資格を得る必要があります。
当然ですが、自分でアイリストの店を開業することが目的であるのでしたら真っ先に美容師学校を卒業して美容師免許を取得しなければ開業は出来ません。
アイリストのスクールの先生になることが目標で、自分でアイリストの学校を開いてアイリストになりたい方が多のための指導をすることは出来ます。
将来、外国でアイリストとして就職したり学校を開いたりすることの可能性もありますし、国によっては開業も許されるところもあります。
何れにしてもアイリストは世界的に女性達の関心の高い分野ですので勉強して知識と技術を磨くことは決して無駄にはなりませんが、日本での現行法との関係はしっかりクリアすべき問題です。